生垣や列植は別として、植栽は生け花の「真・副・体」と同じように不等辺三角形を基本にしています。位置と高さを不等辺三角形になるように配置すると自然風になり、美しく表現できます。これは植栽に限らず、石組みなどにも通じます。
植物は動物のように声を発したり、自由に動き回ることができないので、殊更に気遣う必要があります。日陰を好む植物を日向に植えたり、温かい地域に自生している植物を秋田のような寒い地域に植えたりするのは感心できません。適地・適木が極めて重要です。
水やりも最初の一年はこまめにしたほうが良いですが、やり過ぎは禁物です。晩秋〜冬期間は休眠期になるし、水が凍ってしまうので必要ありません。