庭を歩く際に足元を汚さないよう、下草などを傷めないように設けられた簡単な通路です。
自然石だけでなく加工された石も良く使われ、最近では枕木や、コンクリート製の平板なども使われ、和風の庭だけでなく洋風の庭にもアレンジできます。
飛び石の打ち方には、千鳥・雁行・二三連打ち・・・などがありますが、千利休が「渡り6分に景4分」(歩きやすさが6割で、景観的美しさが4割)と言ったように、歩きやすさを主に考えてデザインします。
チリ(高さ)や石の間隔には諸説あり、一概には言えませんが、たとえば間隔は10cmが美しいと言われても、大きい石と小さい石の場合では歩いた時のリズムが違ってくるので、良く吟味する必要があります。